長く続けるほど複利の爆発力を味方にできる! 「時は金なり」の本当の意味
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こんにちは! らいとです。
投資には様々な種類がありますが…
株式投資をはじめ、インデックス投資には特に重要と言えるでしょう。
今回は長期運用のメリットを見ていきましょう。
これから投資を始めよう、と考えている方の参考になれば嬉しいです。
もくじ
長期運用はメリットが大きい!
それはなぜか?
長期運用すると、損益の変動幅が小さくなり、平均して収益がプラス側になるという研究結果があります。
・時間を味方につけることで【複利】が働くから
・長期の運用で【平均回帰性】という法則が効いてくるから
※【平均回帰性】とは…
短期ではランダムに発生する現象でも、長期的であれば平均値に近づく法則のこと。
サイコロの出目の確率がよく例えられます。
下の図をご覧下さい。
出典:敗者のゲーム チャールズ・エリス
これは投資界の超有名な研究結果です。
1年の保有では、約+50%から約-40%まで変動するのに対し、
5年、10年、15年…と投資期間が長くなるにつれて変動幅が小さくなっているのが分かります。
20年を超えると、ほぼ利益が出せる状態になっています。
つまり、「損失を出す確率が減り、確実に儲けられる状態」になります。
この研究はアメリカの株式の過去の実績を用いた研究ですが、
株式の性質上、どのインデックスを用いても長期保有すれば似たような結果になると言われています。
これを私なりに考え、まとめたことですが、
株式は企業が事業を継続し、利益を出すための資金を集める目的で発行します。
↓
その資金で得られた利益で会社を大きくし、社員や株主に還元しながら、さらに良い製品を作り出す拡大再生産を続けていきます。
資本主義経済はそういう企業が競いながら、少しずつ成長していくので短期的には安定して利益を取り出せないということだと思います。
しかし、長期投資であれば、20年、30年…といった長い時間で成長しているため、「複利」はもちろん、「平均回帰性」も相まって安定的に利益を取り出すことができるのだと思いました。
日本経済はここ30年、成長していませんが、世界を見ればアメリカを筆頭に右肩上がりで成長を続けています。(今後はインドが熱い、といわれています)
世界の経済成長に乗っかる全世界株式インデックスファンドに長期で投資をすることは、世界経済の成長力の助けを借りて自分の資産を増やす、ということになります。
そのためには、1日でも早く始めることがとても重要なのです。
なんだか、話が大きくなってしまいましたが(笑)
参考にした愛読書。初心者向けでオススメです。
↓ ↓ ↓
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「時は金なり」の本当の意味
こんな話があります。
ウィリアムとジェームズという現在65歳の双子の兄弟の話です。
二人は老後に備えて株式投資することにした。
①ウィリアムの投資
20歳のときから毎年、年始に4,000ドルを投資。
40歳になったときに新たに資金を投じるのをやめた。
口座に貯まったリターンを新しい資金として再投資した。
(平均リターンは10%)
元本:4,000×20=80,000ドル
運用期間:45年
②ジェームズの投資
40歳から毎年4,000ドルを投資。
65歳になるまで投資し続けた。
元本:4,000×25=100,000ドル
運用期間:25年
どっちが多く貯められたでしょうか?
ウィリアムの資産→約250万ドル
ジェームズの資産→40万ドルに届かなかった
出典:投資の大原則 人生を豊かにするためのヒント
バートン・マルキール、チャールズ・エリス
これは「複利」が与える力の大きさを示した例です。
早く始めると、投資元本が少なくても大きな成果が得られる
ということを意味しています。
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これを知ったときは結構、衝撃でした…。
元本が少なくても大きな成果が得られるの?…って感じです。
新入社員の頃、とは言わないけど、25歳くらいから1万円でもやっておけば…とちょっと思っています。
仮に22歳から月1万円積立てして、15年経つと…
元本180万円が単純計算で271万円くらいになる計算です。
(年利5%で計算)
ちなみに、年利10%だと
元本180万円が419万円になる計算です…
リターンの高い米国株のインデックスファンドであれば、年利10%もあり得ます。
す、すごい…倍以上に増えてる!!
貯金やお小遣いにする余剰金のうち
月1万円だけ投資して、あとは放置しているだけです。
「複利」の力はすごいですね…
かの有名なアインシュタイン博士は「複利は人類が生み出した最高の数学的発明だ」と言ったそうです。
まさに「時は金なり」!!
やると決めたら、早いほうがいい
「円安の今、ホントに始めてもいいの?」という意見も確かにあります。
人気のインデックスファンドは全世界株式や米国株式が多いので、円安で外国株式を買うと割高になります。
ですが、長期で積立していくと購入価格が平均化されていきます。
「マンガ お金は寝かせて増やしなさい」の著者
投資歴20年以上のベテランの水瀬ケンイチ氏は
「今が始め時かどうかを考えることはあまり意味がありません。
インデックス投資を始めたばかりの頃は投資総額が少ないので、将来、投資総額が数百万円、数千万円という水準に積み上がった時点から振り返ってみたら、考えるだけ無駄だったと思うような小さな話でしかなくなっているはずです。」
と述べています。
とても深いお話ですよね…!!
私も始めたばかり頃は何日に購入すれば、安く買えるのか、と過去データを必死に調べたりしたのですが…
結局、意味がありませんでした!!(笑)
→相場が好調の時は月初に買った方が得だし、不安材料が出れば、その直後が得になります。
「最安値の日」は月によってバラバラだし、年単位で見てもあまり法則性はありませんでした…。
それからは毎月1日に注文することにして、ずっとそのままです。
過去データを調べたことの報酬はコロナショックの暴落時にどれくらい値下がりし続けたのかを知ることができたことです。
これは良かった気がします。
まとめ
何歳であっても、投資を始めるには早いほうがいいです。
20代、30代の方ならそこそこリスクの高い投資信託をとってもいいでしょうし、
50代、60代の方はリスクの小さい安定した投資信託がよいでしょう。
自分に合った長期運用を考え、実戦してみて下さい!
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう!
終わります!!