【注意】新NISAの成長投資枠で選べる金融商品について
こんにちは! らいとです。
今回は新NISAについてお話したいと思います。
成長投資枠は選べる金融商品が多いので、自由度が高いと言えます。
自由度が高いゆえ、注意したいこともあるので、注意点を含めてどうやって利用していけばいいかまとめました。
ぜひ最後までお付き合い下さい。
来年から始まる新NISAの非課税枠は2つの仕組みに分かれています。
①つみたて投資枠 (現つみたてNISAに相当)
②成長投資枠 (現一般NISAに相当)
今まではつみたてNISAと一般NISA、両者の併用ができませんでしたが、来年からは併用ができるようになります。
今回は②の成長投資枠について見ていきたいと思います。
なぜこの記事を書こうと思ったのか、というと
運用できる金融商品が多い分、コレを運用したら良くないんじゃないか?と思う商品がたくさんあるからです。
SNSでもこの手の情報はたくさんありますが、ぜひ最後までお付き合い下さい。
では、見ていきましょう!
もくじ
新NISAの成長投資枠について
・1,800万円の非課税枠のうち、1,200万円までこの枠で運用できる。
(※1,800万円分を全てつみたて投資枠で埋めることは可能)
・1年で使用できる上限は240万円まで。
・つみたて投資枠で選べなかった投資信託の他、国内外の個別株、上場投資信託も選ぶことができる。
今回のメインテーマはこの赤字で強調した項目です。
投資信託を中心に成長投資枠を埋めようという方は注意です。
なぜなら、長期運用に適するとは言えない投資信託がたくさんあるからです…
成長投資枠で選べる投資信託は玉石混淆!
なぜ「成長投資枠」で選べる投資信託には注意がいるのか?
それには当然ワケがあります。
・信託報酬(保有コスト)が高いもの
・購入時に手数料がかかるもの
が存在することです。
言うなれば、長期で運用するには適さず、金融庁からOKを貰えなかった投資信託と言い換えることができます。
信託報酬(保有コスト)が高いとどうなるか…
100万円運用するとして
年率1.0%→年1万円のコスト
年率0.1%→年1,000円のコスト となります。
これくらいならあまり実感がないと思いますが
元本が大きくなって、1,000万円となったとき
年率1.0%→年10万円のコスト
年率0.1%→年1万円のコスト となります。
年10万円って…シャレになりませんよね?
効率的に増やせるワケがありません(涙)
長期運用していくと、どんどん元本が大きくなっていくので、こういうことが起こります。
たった0.9%の差ですが、長い時間でみると決して小さな差ではなくなるので注意です!!
ひとつの基準は信託報酬です!
購入時に手数料がかかるとなると、買った時点で損をします。
高コストで購入時に手数料がかかる投資信託を選んでしまった場合、目も当てられません…。
でも、この手の投資信託は結構あります。
儲かるのは購入者ではなく、金融機関側の人間だということをお忘れなく!!
実店舗の証券会社や銀行の窓口でオススメされたときは要注意です!!
必ず信託報酬、売買手数料を確認して下さいね。
2018年に現行のつみたてNISAが開始したとき、国内にある6,000本以上ある投資信託のうちつみたてNISAに選ばれたのは190本ほどと言われています。
来年から始まる新NISAの「つみたてNISA」には229種類がラインナップされています。(※12/15現在)
つまり…
ほとんどの投資信託は長期の積立てに向いていないという、恐ろしい現実があるのです…
また、ハイリスク・ハイリターンのものにも注意です。
その投資信託の仕組みを十分理解しているのであれば問題は無いのですが、リターンに期待して十分に理解しないまま買ってしまうと、大きな含み損を出したときに怖くなって安値で売却して損失を出してしまう可能性があるためです。
自分がよく分からない金融商品を買わないほうがよいでしょう。
仕組みを十分理解してから運用しましょう。
一方、もう1つの枠「つみたて投資枠」で積立てられる投資信託は「長期運用に適すると金融庁が判断した投資信託」がラインナップされています。
現行のつみたてNISAで選べるものを引き継ぎますので、十分に低コストで分散投資ができているものが多く、初心者でも安心して積立てられるものが多いです。
(全てがオススメとは言い難いですが)
もちろん、成長投資枠でも選択できるので、「つみたて投資枠」「成長投資枠」で同じ投資信託を運用することもできます。
じゃあ、「成長投資枠」はどう使えばいいの?
ということになるのですが…
成長投資枠をどう使う?
1つの考え方として
「つみたて投資枠」で積立てる投資信託をメイン(コア)で運用しつつ、
「成長投資枠」で配当金が貰える個別株、上場投資信託を買ったり、より高リターンの投資信託を運用するといった感じです。(サテライト)
これを「コア‐サテライト戦略」といいます。
成長投資枠で運用する株式や上場投資信託で貰える配当金に国内課税がかからないので、お得です。
また、制度が恒久化されたことにより、株式等の売却によって使われた金額分(簿価ベース)も次年度に復活します。
今までは一度売却してしまうと、その非課税分はなくなってしまうところがネックでした。
非課税分が再利用できるようになったところも、株のトレードで稼ぐ方に朗報だったと言えます。
私はどうするかというと、
「つみたて投資枠」と同じ全世界株式インデックスファンドを買いつつ、アメリカの分配金がもらえる上場投資信託を積立てようと思っています。
インデックス投資はひたすら積立て続ける苦行のようなものなので、少し分配金を貰えるものにも投資して、これをモチベーションにしていきたいのです(笑)
新NISA全体の割合として、
全世界株式インデックスファンド(コア) 70%
を考えています。
これだとアメリカ比率が高くなるので、注意しなければなりませんが。
まとめ
いろいろ書きましたが、「成長投資枠」は自由度が高いです。
すべてコアとなるインデックスファンドで埋めるのもよし、
ハイリスク・ハイリターンで冒険するのもいいです。
ただ、注意しなければならない点もあるので気をつけて下さいね!
上手に使って、お得に資産を増やして行きましょう。
今回はこれでおわります!!
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
また次の記事でお会いしましょう!!
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