らいとの資産形成実践記

低支出でやりくり→資産形成の実践記です!

楽天証券が新NISAに向けて大躍進! その背景に迫る

こんにちは! らいとです。

 

あと半月ほどで新NISAが始まりますが…

楽天証券が次々とサービスを強化していますね!

 

顧客としては、とてもありがたいです!

 

そんなサービス拡充の内容とその裏側を少し見ていきましょう。

 

 

もくじ

楽天証券のサービス拡充

①国内株取引手数料の無料化

②かぶミニ(単元未満株取引)取引手数料の無料化

③米ドル/円の為替手数料の無料化

④投信残高プログラム導入(対応の投資信託4種のみ)

 

いずれも新NISAでの顧客獲得を目指す新サービスと言えます。

 

 

①新NISAの「成長投資枠(現行のNISAの一般NISA部分)」では国内外の個別株の運用ができます。

 

個別株を運用する方にとってはこの上ない恩恵と言えます。

※手数料無料にするには「ゼロコース」の設定が必要

 

 

②個別株の取引は原則100株単位での売買でしたが、「かぶミニ」の登場によって1株から購入できるようになりました。

 

これは個別株の保有にしてもトレードにしてもハードルを下げてやりやすくしたといえます。

 

しかも取引手数料が無料。

(※リアルタイム取引におけるスプレッドは0.22%かかります)

 

新NISAで個別株デビューしたいという方には朗報です。

 

 

アメリカの個別株や上場投資信託を売買する方は大喜びです。

アメリカ株は人気が高くて需要もありますが、購入するには両替が必要です。

 

今までは楽天証券では1米ドルあたり片道25銭の手数料がかかっていました。

 

SBI証券との競争のなかで片道25銭→3銭→無料と引き下げられました。

 

証券会社からすると国内株取引手数料の無料化と並び、とんでもない痛手だったと思います。

 

それでも成し遂げた。

 

これには企業間の競争に勝ち、顧客を獲得していこう、という執念を感じます…

 

 

SBI証券で人気の投信マイレージサービスに対抗するためと言えます。

 

保有残高に応じて、毎月ポイントがもらえるサービスで大きく差を開けられていましたが、差をつめるための戦略です。

 

対象の投資信託を積立てるほど、もらえるポイントが増える。これは新NISAとの相性が抜群なので、今後に期待したいですね。

 

 

楽天証券がサービス拡充できる理由

ここで、こんなにも楽天証券が競争力を上げることができた裏側を少し見ていきたいと思います。

 

 

みずほ証券が11月に楽天証券に870億円の追加出資したのは、ご存知の方もいらっしゃるでしょう。

 

みずほフィナンシャルグループ(FG)と楽天証券が業務提携を結んだことになります。

 

このニュースを聞いたときは、楽天証券の経営がまずいんじゃないか?…という考えもよぎりました。

 

ですが、いろんな新聞記事を調べると、みずほ証券楽天証券と組むことでメリットがあることが分かりました。

 

みずほ証券

対面相談や販売が強いがデジタル面が弱い。今の若年層はデジタル世代といわれ、ネット証券で口座を開設する傾向あります。

 

楽天証券の強みである若年層を取り込みたい、という思惑があるとのこと。

 

また、グループ全体としてデジタル面の強化で三大メガバンク三菱UFJ銀行三井住友銀行との競争力を高めたいともあります。

 

三菱UFJ銀行&auカプコム証券

三井住友銀行&SBI証券

みずほ銀行&楽天証券 ←という構図になります。

 

 

楽天証券

みずほ証券からの出資金でSBI証券をはじめとする競合他社との競争力を確保することができた、ということになります。

 

(国内株取引無料化で上場を取り下げたことによる資金不足を補う目的、ともあります)

 

みずほFGに後ろ盾となってもらった、という感じでしょうか。

 

これによりサービス拡充ができ、口座数が増加して1,000万口座を突破したという発表もありました。

 

ここで疑問になったのが、

「手数料無料化をたくさん打ち出して、どうやって儲けを確保するの?」

ということです。

 

手数料無料化を連発してどうやって稼ぐのか?

ネット証券は窓口がないため、対面で相談ができません。

 

顧客への情報提供料や資産運用のアドバイスといった内容で稼ぐ、とあります。

他には投資信託の運用手数料ですね。

 

これらは顧客が多ければ多いほど、収益が増えると言えます。

 

参考記事はコレです

↓ ↓ ↓

finance.yahoo.co.jp

 

すごく勉強になりました!!

一度、目を通すことをオススメします!!

 

新NISAが始まり、これから投資人口が増えるという現状をみて、

一見矛盾する「無料にしておいて、いかに稼ぐか」という基盤作りをしたわけですね。

 

「口座数が増えれば増えるほど稼げる」

 

そのために身を切った新サービスを展開する。

 

納得です!!

 

まとめ

いろいろと書きましたが、

企業間競争の恩恵を受けることができておトクなのは私たちです!

 

楽天証券SBI証券も身を切る覚悟で、より良いサービスを展開しています。

 

SBI証券の高村社長も楽天証券の手数料無料化の追随を「歓迎する」と述べ、サービス競争に前向きであることを新聞記事で知りました! 

 

…アツい!!

 

より良いサービスを顧客に提供することで自分たちも栄え、お互いに豊かになる資本主義社会の理念の真っ只中にいる感じです。

 

今の日本社会は豊かとは言えませんが…(涙)

 

この競争は今の政府が掲げる

「貯蓄から投資へ」

という改革と絶妙にマッチしています。

 

どんなに良いサービスでも、自ら歩み寄っていかないとその恩恵は受けられません…。

 

投資は怖い

やり方がわからない

という意見も凄く分かります! 

 

私自身がそうでしたから!!

 

でも、やってみなければ何も変わりません!

 

何をすればいいのか?

それは「知識を得ること」です。

 

知識を得れば、分からないことが減り、

怖さも薄れてくるはずです。

 

勇気を出して一歩を踏み出してみましょう!

 

投資のオススメ書籍

↓ ↓ ↓

light-shisankeisei.hatenablog.com

 

 

この記事がこれから投資を始めようと考えている方のお役に立てば嬉しいです。

 

最後までお付き合い下さいまして、ありがとうございました!

また次の記事でお会いしましょう!!

 

おわります!