らいとの資産形成実践記

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資産運用のオススメ書籍レビュー Vol.2

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こんにちは! らいとです。

 

今回は以前紹介した資産運用のオススメ書籍の続編です。

インデックス投資について少し踏み込んだ内容の書籍2冊を紹介します。

読者のみなさんの参考になれば、嬉しいです。

 

もくじ

①投資の大原則 人生を豊かにするためのヒント (第2版)

バートン・マルキール

チャールズ・エリス

鹿毛雄二・鹿毛房子 訳

日本経済新聞出版 2018

1,600円(税抜)

 

投資の世界における超有名な研究者2人の共著。

 

200ページほど。

投資初心者でも分かりやすく、シンプルに述べられているので、とても読みやすいです。

インデックス投資の基礎知識があれば、短時間で一気読みできると思います。

 

小難しい研究内容や技術的な話はなく、投資における重要な基本原則を整理してまとめた書籍という感じです。

 

この本から学べること

資産形成を行うなら、インデックス投資をオススメする理由とその根拠。

 

【内容】

↓ ↓ ↓

貯蓄することの大切さ

インデックス投資の優位性

分散投資の必要性

投資で失敗しないためにどうすればよいのか

リスク許容度について(年齢、資産、性格に見合った投資)

暴落時にもあてはまる原則

 

といった内容となっています。

 

著者の2人は一貫して「投資を行うのなら、インデックス投資をしなさい」と主張しています。

なぜインデックス投資がよいのか、の根拠が詳細に説明されています。

↓ ↓ ↓

【根拠(抜粋)】

手数料が安く、銘柄を選択する必要も無く、時間もかからないこと

個々の株式や債券に投資するアクティブ運用よりリターンが高いこと

分散投資の重要性

長期運用することで期待リターンに収束するようになる (投資成果がプラスになる可能性が高まる)

 

私なりにこの本の内容をまとめると、

個人投資家が投資で成功するためには、コストが低く、広く分散されたインデックスファンドに投資し、不必要に売買せず、持ち続けなさい。

そうすれば、平均以上のリターンが得られるだろう」

 

ということだと思います。

 

アメリカ人向けに書かれた原著を翻訳したものなので、われわれ日本人にあてはまらない内容が一部あります。その点はご了承ください。

 

最も感銘を受けた言葉は

投資家として、あなたは市場予測

−株式市場の今後の動向、金利の予想、マクロ経済など− 

と、どのように付き合っていくべきか?

 

答え:予測は考えに入れないことだ。

予測をしなければ、時間の節約になり、無用な心配をしないですみ、お金もかからない

 

 

②敗者のゲーム (原著第8版)

チャールズ・エリス

鹿毛雄二・鹿毛房子 訳

日本経済新聞出版、2022

2,000円(税抜)

 

付録含めて300ページほど。

投資の世界における超ロングセラーで「伝説の書籍」といわれるもののひとつ。

これから投資を始める、という方は絶対読んでもらいたい一冊です。

 

この本から学べること

個人投資家が投資で成功するにはインデックス投資を選びなさい、という主張の根本的な理由が分かります。

また、長期運用するにあたり、続けていくためのコツ、人生終盤におけるお金との付き合い方までをアドバイスしてくれます。

 

 

インターネットの普及、高度な技術を持つプロの機関投資家が中心となった現代の株式市場で勝ち続けるのは難しくなった。

その現代において、「投資で成果を出すためにはインデックス投資をオススメする」ということが書かれています。

 

比喩を用いて分かりやすいよう説明してくれていますが、専門的な内容を含むので、投資の基礎知識がないと少々苦戦します。

 

基礎知識を学んでから挑戦することをオススメします。

 

一緒に紹介した「投資の大原則」を読んでから、本書を読むと分かりやすいです。

(著者が同じなので、被る内容があるため)

 

【内容】

↓ ↓ ↓

個人投資家が成功するためには市場でのタイミングに賭けた売買や銘柄選択…といったアクティブ運用をしてはならない」ということを、永年の研究で得られたデータを元に論じています。

 

(なぜタイトルが敗者のゲームなのかが分かります)

 

他にも、

インデックス投資の利点、優位性について

投資で成功するために必要な資産配分の考え方

運用基本方針の考え方

投資をする際の課題

リスクの考え方

人生の終盤でのお金の付き合い方

 

といった、資産運用を成功させ、豊かな人生を送るために必要な内容が書かれています。

 

「投資の大原則」と同じように、原著はアメリカ人向けに書かれたものなので、日本人に当てはまらない部分も一部あります。

 

 

最も感銘を受けた言葉は

「市場に勝つ」ことを目指して「敗者のゲーム」に参加すれば、負けはほぼ見えている。

たが、悲観することはない。勝つ方法はある。

現実的な投資方法を決め、その目的を達成するための現実的な投資方針を選び、その方針をブレることなく辛抱強く貫く。

そうすれば、私たちは本当の勝者のゲームができる。

 

 

私自身、これらの書籍を読むことでインデックス投資について理解が深まりました。

 

特に暴落局面で、投資家であれば誰もが慌てるであろう事態にどうすればよいのか、それに備えるにはどうすればよいのか、を学べたのが大きいと思います。

 

知っているのと知らなかったのでは、明暗を分けるに十分すぎる内容だと感じています。忘れずに、今後に活かしていきたいですね。

 

 

長くなってしまいました…。

この書籍でインデックス投資の理解を深めるきっかけになれば嬉しいです。

 

また次の記事でお会いしましょう!

終わります!!